君の隣~番外編~

「そうだけど……」


「そういえば、さっき先輩たちと何話していたんだ?」


修斗がポンと私の頭に手を置く。


「んー修斗の話し。サッカー上手いって言ってたよ」


「そうかよ」


「うん。私がね、修斗は努力の天才、だから尊敬出来るって言ったの」


「そんなこと言ったのかよ」


ちょっと照れたような声がして、顔を上げる。


「あとね、修斗のこと大好きなんだねって聞かれたから、はい!って答えたよ」


「お前な~」


修斗があからさまに大きなため息をつく。


「だって、本当のことだもん。ウソ付きたくないよ」


そう言って体の向きをかえ、修斗の胸に顔を埋める。


「ごめんね。修斗はそういうこと、あんまり言って欲しくないんだよね」


「まあ、そうだけど。でもまあ、里穂だからしょうがないな」