君の隣~番外編~

「本当、ワガママお嬢だな」


「ワガママじゃないよ」


片手にビニール袋を持ったまま、また子供のように抱き上げてくれた。


修斗に抱っこされたまま、鞄から鍵を取り出し玄関を開ける。


玄関に入ってすぐに私を床に下ろした修斗が、そっとサンダルに触れた。


「脱がすからな」


「そっとね」


「分かってる」


優しく優しく、サンダルを脱がしてくれる。


それから私を抱き上げて、リビングのソファに座らせてくれた。


「さてと、擦りむいたところから消毒するぞ」


「うん」


ビニール袋から買ったものを取り出して、擦りむいたところを消毒してくれる修斗。


「派手に転んだな。ちゃんと前見て歩けよ」


「前見て歩いてたよ」