君の隣~番外編~

「いいよ、意味分かんなくて。それが里穂だもんな」


「ん?うん」


修斗が「いいよ」って言うならそれでいいかと思い、頷いてしまう。


「ドア、閉めるな」


「うん」


そう言ってバタンとドアを閉めたあと、修斗は先輩たちと何か話してから運転席に座った。


「さて、帰るか。里穂の家、湿布とかあるのか?」


「んー分かんない」


「じゃあ、買って帰るか」


そう呟くと、車を発進させる修斗。


しばらく車を走らせてドラックストアに寄り、修斗は私に必要な物を買って戻って来た。


また車を走らせ、今度は家に到着する。


「歩けるか?」


車を庭に止めた修斗は、助手席のドアを開けてそう聞いてきた。


その質問には答えず、無言で手を差し出す。