君の隣~番外編~

「本当に修斗のこと好きなんだね」


「はい!でも修斗は、カッコイイだけじゃないです。努力の天才なんです。だから、尊敬出来るし、一生応援してこうって思うんです」


修斗のことを思うと、自然と笑顔が出てくる。


「里穂!」


「あっ、修斗」


先輩たちの向こうから、修斗が走ってくるのが見える。


思わず手を振ると、先輩たちがドアの前をどいてくれた。


「なんか急いで出て行ったと思ったら、何してるんですか?」


「何って別に、修斗の彼女ってどんな子かなって思って」


修斗が私の前に立つ。


その後ろ姿がなんだか不機嫌そうで、私は思わず修斗のシャツの袖を引っ張った。


「修斗、どうしたの?なんか、怒ってる?」


「別に怒ってないから。てか、怒ってるとしたら、自分の狭い心に対して」


「狭い心?」


意味が分からなくて、首をかしげる。