君の隣~番外編~

「ふわふわ?」


先輩たちが言っている意味が分からなくて、首をかしげる。


「やべ~今の仕草かわい過ぎる」


「俺が抱っこしたい」


「いい加減にしてください。行くぞ、里穂」


そう言って修斗は先輩を睨みつけたあと、スタスタと歩き出した。


「いいの?修斗。先輩なのに」


「いいんだよ。あの人たちは俺をからかいたいだけだから」


「ふーん」


「てか、お前。どんだけ泣いたんだよ。目、赤くなってる」


そう言った修斗は立ち止まって、私の目元をそっとなでる。


「だって修斗が早く電話に出てくれないから」


「俺のせいかよ」


「うん」


ギュッと抱きつくと、笑いながらまた修斗が歩き出す。