君の隣~番外編~

「修斗!」


俺に駆け寄ってきて、ハイタッチを求めてくる中澤さん。


それに答えていると、今までパスも出してくれなかった他の選手たちも、俺の肩や頭を叩いてくれて一緒に喜んでくれた。


ゴールを決めてからは、少しずつパスが回ってくるようになり、練習終了近くになってアシストやもう1点決めることが出来た。


ここに来て、始めて感じだ充実感。


それに浸りながらロッカーで着替えをしていると、俺と同年代の選手たちが話しかけてきた。


同年代といっても、彼らは各国で代表を務める注目選手たち。


「一緒に食事に行かないか?」


「ああ」


まさか誘ってくれるとは思ってなかったので少しビックリしたけど、笑顔で頷く。


みんなの支度が出来たところで、俺を入れて5人連なって店に向かった。


俺を食事に誘ってくれたのは、ドイツ人・イギリス人・ブラジル人・オランダ人の4人。


お互い言葉がバラバラなので、英語と今いるドイツ語で会話をする。


世界で活躍する同年代とのサッカーの話し。


ピッチでサッカーをするのと同じくらい、刺激的だった。