安楽死


「あれ──?」

本棚に表示されたあの【さよなら】のページ数が、253ページになっている。今の授業中に2ページ増えている!!


そんな・・・

高山が作者ではない?
どう考えても、あの教壇前では授業中に更新するなんて事は不可能だ。

では高山の言う通り、彼女は無関係なのか?
そんなバカな・・・


これでは、私が今まで調べてきた事は、無意味なのではないか。

もし間違いならば、手掛かりを全て失くなってしまう。直面した新たな事実に、私は激しく動揺した。


では、一体AYUMIは誰?
誰が私を監視していると言うの!?



そこに、今度は高山から近付いてきて告げた。

「放課後、塾の前にある公園で会いましょう」


高山・・・

これは罠?
いや、罠だとは考え難い。
だとすれば、一体私に何の話が?


予想外の展開に事態の把握が出来ず、何がどうなっているのか、私にはもう分からなくなった。