安楽死


「あなたが言ってる事は、矛盾だらけじゃない。

そもそも、ケータイ小説を使って暗示をかけたなら、他の読者も全員電車に飛び込んでるハズじゃないの?

それに、どうやって狙った人にその小説を読ませるの?」


くっ・・・一番突かれたくない所を。

確かにその通りなんだ。
ケータイ小説を利用すれば、無差別殺人になってしまう。


「それに、先日の亡くなったOLは、私と何の関係があるって言うのよ?

まったく、話しにならないわ」

校舎の中に入って行こうとする後ろ姿に、私は苦しまぎれに言葉を投げつけた。

「あの小説には、難しい韻が規則的に配置されている・・・

そんな事ができるのは、あなたしかいないじゃない!!」


高山は無視して、そのまま校舎の中に入って行った。



その時――

頂垂れる私のすぐ横に、物凄い衝撃音と共に何かが落ちてきた!!