バンッ!!
私は参考書が乗っている、高山の机に思い切り両手を叩き付けた。
「話があるって言っているでしょ!!」
教室が一瞬静まり返り、私達の方に視線が集中する。しかしれは本当に一瞬で、直ぐにまた騒がしくなった。
所詮、みんな他人の事なんてどうでも良いんだろう。
「来てくれる?」
高山が椅子から立ち上がり、トントンと参考書を整えて答える。
「分かったわ。人がいない所で話しましょう」
私達は廊下に出ると、いつも人気が無い校舎の裏に向かった。
予想通り校舎の陰になる場所は、日が当たらない薄暗さのためか誰もいなかった。
「それで・・・私に話って何?
早く終わらせてよね、時間がもったいないから」
高山は私の方を向いて腕を組み、いつもより更に強気な態度を見せる。
その口調が火に油を注ぐ。
私は証拠が揃わないまま、あの事件の事について問い詰めた。



