繋がった・・・
全員が高山と繋がった!!

思った通りだ。
あと一人、先日のOLの素姓さえ分かれば・・・



私は高山と被害者の関係を頭の中で整理しながら、駅までの道を戻っていた。

やがて、右側の前方に三春駅が見え始める。



カンカンカン──

その時、けたたましく警報器が鳴り始め、私の目の前に遮断器が下りてきた。


え――!?

私は考え事をしているうちに、あの踏切りの前まで戻ってきていたのだ!!


踏切り特有の激しい警告音が周囲に響き渡り、薄暗くなった道路に警告灯が赤く映し出される。


早く踏切りから離れなければ──

頭では理解しているものの、なぜか足が全く動かない!!


左側の線路に、向かってくる電車のライトが届き始めた。

動けない・・・
膝が震えて力が入らず、思う様に身体が動かない!!


電車の灯りが、見る間に近付いてくる――


「い、嫌だ・・・死にたくない。
死にたくない――!!」