―桜咲く始業式



ドキドキワクワクで
胸を踊らせるクラス発表



残りわずかな中学生活
ということで、
少しくらい期待したっていいだろう


そんな軽い気持ちで
学校へ向かったのだが…








無念なことに、
俺のクラスに仲の良い奴が
一人もいない。


むしろ知らない奴ばっか。





『うわっ、離れたな』

『俺もー』


周りにいた連中達が
俺の肩を叩きながら
そう言った。