本当の自分なんて
君はもう忘れてしまったのでしょうか

みんなの前で偽って
一生懸命に本音隠して
つくり笑いしている間に

君は本当の自分に
別れを告げてしまったのでしょうか

君は月を見て語る
「わたしはもう、消えてしまったのかな。
もう戻れないのかな」と

君の顔はいつも疲れているんだ
でもね大丈夫だよ
きみがもう本当に自分をなくしてしまったのなら
僕が探してあげるから

僕がそういえば君は
「ありがとう」
そう言ってそっと涙を流すんだ
月の光がまぶしいね
でもこんなに綺麗な涙はないよ

ホラ、本当の君は

きっと隠れてるだけなんだよ
いつも扉からのいぞいているんだよ
あと一歩の勇気がないだけなんだよ

「おいで。
怖くないから」

僕がそっと手を伸ばせば
あと少しで届くんだ

君は消えてなんかないんだよ
君は戻って来れるんだよ

だって
だってね?
涙流せるから

ほうら、手が届いた

ほうら、君が笑った

それが、本当の君なんだよ
僕の大好きな君なんだよ