それから何日か経った

「終わりが見えないこの話。
最初から最後まで、殴られて終わりそうなんだけど」


と、蔵次郎ぽんこつは仕事中に独り言を言った

「誰だよ。蔵次郎ぽんこつって。芸名みたいにするなよ」

じゃあぽんこつね


「そっちを残すな!!」

「おい、蔵次郎。大丈夫か?」


「頭でもおかしくなったか?」


と、同僚に心配された


「なんか、この話、俺の悲劇を集めた話じゃねーか」


そうである。