菜織…ごめんなさい。
私、あなたに隠してたことがあるの。

ずっとと言えなかった。

でも、独りで抱え込んでるのが辛くて…
やっぱり菜織に話すべきだと思ったの。

菜織の愛する人…
いいえ、私が1番愛したあの人…

間宮彰人さん…

殺されちゃったでしょ?

あれね…私…私が犯人なの。

…そんなに驚かないで
今から自首するし、
あなたを殺す気なんか
まんざら無いわ。

それに、こんな短期間で
あなたまで殺すことなんて
私はできない。


えっ…?
なんで殺したかって……。

そうね、あなたに
それを話さなくちゃいけないわね。

ちょっと長くなるかもしれないけど
聞いてもらえるかな?

私の一世一代の
“殺人者物語”を……