一通のメールから始まる恋

いつも別れる場所の公園に近づく頃にボクは、

『たくさん買ったから、よかったら俺の部屋に来る?』

少し緊張気味でアキにそれがバレたか心配だったが、アキは目を輝かせて頷いてくれた。

ボクはアキをまだ部屋に呼んだことがなかったので、これが初めてのことだった。

『部屋にくるのも初だね。』

アキはとてもうれしそうに頷いた。

たくさんの荷物を抱えてようやく家に着いた。

『親は寝てるから静かに上がってね。』

そう言ってボクはアキを二階のボクの部屋へと案内した。