一通のメールから始まる恋

『何か食べたいものある?』

そう聞いたがアキはたくさんの料理に悩んでいるようだった。

ボクは、パンを二つに卵焼き、ベーコン、サラダを皿に取り、オレンジジュースとヨーグルトを持って席に着いた。

アキはボクの後ろを着いてまったく同じものを選んでいた。

そんなアキもこの時はとても愛しく思えたのは言うまでもないだろう。

食後にゆっくりコーヒーを飲み、

『そろそろ部屋に戻ろう。』

ボクはアキの手を取ってエレベーターへと向かった。