ボクはアキに、

《写メを送ったら今回のことは許す…。送らないならもうやめよう…。》

半分苛立ちながらメールをした。

するとすぐに返事がきた。
《ごめんなさい…。》

その一言と写メがついていた。

いかにも純情そうなロングの黒髪の女性の写真だった。

ボクは一度で惚れてしまいそうな感じに陥った。

会った記憶はない。

それでもいいんだ。

今この出会いを大切にしたい。

そう思った。

《写メありがとう。惚れそうなくらいかわいかったよ。今度はちゃんと顔が観れるデートしよう。》

すごくドキドキしているせいか、急に言い方が変わっているのには気付かなかった。

《うん…。》

以外にもアキからはその一言だった…。