「どうしたの?」

寂しそうで…、

今にも泣きそうな

その顔で…、

「寂しくてね。」

小さくそう、呟いたんだ。



きっと…、

このお姫様は

純粋な瞳をもっていても

世の中の闇を

俺よりずっと

知っている。



そう感じたんだ。

この

訳ありなお姫様のことを

もっと…、

もっと知りたい。

「僕でよければ一緒にいるよ?」