そして 「すき」 その言葉を理解するのに時間はかからなかった。 「はい?お前…まじかよ?」 鼓動が速い。 変な汗がでる。 杏里は俺の顔を見ずに頷く。 おかっぱヘアーが杏里の顔を隠してて、表情がわからない。 でも、スカートをギュッと握る手が、その仕草が可愛いと思った。