「うるせえな。昔からお前…」 「お前じゃない!杏里!」 俺の言葉を遮り、俺の前に指差す幼なじみの杏里。 昔から何かと俺の世話をやくやつ。 そういえば、 「お前、先輩とどうなったの?」 確か児玉先輩に告白されたとか言ってたよな。 ギクっとなった杏里に、俺はため息をもらす。 「またふったの?」 「ち、違うよ!そうじゃなくて……」