肩に手を置かれ、おばさんに支えられながら警察官に付いていく。
正直、部屋に連れていかれるまで話していた警察官の言葉なんて耳に入って来るはずが無かった。
両親の安否も教えてもらえないままトラックがどうだとか、
どこのトンネルでだとか。
嫌な予感が渦巻く中、良いほうに考えようとしている自分がいた。
お父さんとお母さんが驚いた顔でわたしを見て
「心配かけて、ごめんね?ちょっと怪我しちゃって……」
そう言ってホッと安心する自分を考えていた。
のに。
てっきり“病室”へと向かっているとあまり動かない思考の中思っていたわたしは部屋へ行き愕然とした。
開けて中に入った瞬間、こちらへ向けられた視線は無かった。
声も。
視界に飛び込んできたのは……ベットの上で寝ている両親。
―――何も付いていない。
沢山のチューブとか、点滴とか、……酸素呼吸器さえも。



