Painful Love※修正完了※


「彼女、不安にさせたら可哀想だよ」


さっき不安そうに拓斗を見ていた佐奈子さんの顔が思い出される。


ずっと拓斗の事を好きって顔してた。


「きっと今だって2人でいること気にしてると思うよ?」


「……」


「彼女以外、家に入れちゃダメだよ」

不安にさせることを、したら。

「だから、帰して?」

拓斗の腕を外そうと掴む。


でもその前に拓斗の腕は外れて。


予想外だったわたしを余所に肩を持たれて反転する体。


そしてそのまま肩を押されて2、3歩後退りしたわたしはグレーのベットへと沈んだ。