「ちょっと2人で見せて貰っても良いですか?」
笑いながら答えれば、店員さんはニッコリ笑って
「ごゆっくりどうぞ」と離れて行った。
そのまま私達はガラスケースへと顔を近付けて眺める。
綺麗に磨かれたガラスケース。
中のジュエリーー類を際立たせる為の明るい照明、
その中で光り輝く様々なデザインのジュエリー。
「……欲しい?」
店員さんから少し離れた場所にあるのを見ていれば、
隣で同じように見ている拓斗が私に聞く。
……そう言えば、
拓斗とお揃いの物も何一つ持って無かったよね。
ちょうど良い機会かも。
「ねぇ、拓斗」
「ん?」
首を傾げて私の顔を見る。



