Painful Love※修正完了※


「何か買いたい物ある?」

通りにあるお店の前を歩きながら、拓斗は私に聞く。


「んー……特には無いかも」


特に買いたいものがあって買い物をしようって言ったんじゃないし。


ただ、拓斗とこうしてブラブラ歩きたかっただけ。

「じゃあ適当に見ていくか」



視線はもうすでに店のウィンドウディスプレイへと向いている。

……そんな拓斗の手に、そっと自分の手を絡めた。

ふっと気付いた拓斗と視線が絡み合うけど、


すぐに拓斗はまた視線を戻して絡めた手にグッと力を入れてくれる。

手を絡めれば応えてくれる。

抱き締めれば、

私よりも強い力で抱き締め返してくれる。

だけど、それは全部私から。






手を繋ごうとするのも、抱き締めるのも拓斗からはしてきてくれない。


それ以上も。


でもそれも毎回私がそれとなく誘ったような物だし。


きっと私から行かなきゃ、拓斗は全く触れてこない。


もうすぐ3年になるのに、

拓斗からは全く無い。