すごく悔しそうな顔。……うまく纏めれないみたいで苦戦してるもんね。
「まだ終わってないけどな。分かんない所をちょっと質問しただけ」
そういいながら拓斗は座って飲もうとせずに私の腕を軽く掴んで立たせようと持ち上げる。
え?もう帰るの?
ちょっと座ってゆっくりすれば良いのに、と拓斗を見ながら思えば
「お二人さん今からどっか行くのー?」
首を傾げながらニヤニヤと笑う秀君に拓斗がコーヒーを返す。
「街で買い物、の後俺の家」
「お泊まりー?」
「ううん帰るよ」
からかう秀君に、首を振る。
するとまだ首を傾げる。
「せっかく家に行くのに?泊まればいいじゃん」
「や、あのね?」
私が言おうと口を開こうとすれば、先に拓斗君が話しだす。
「実家だから」



