意外な所を知る。
この部屋を見れば、拓斗君が変わってしまったと言っていた秀君の言葉が分かる。
「適当に座れば?」
「……うん」
絨毯の上に座る。
視線はあんまりジロジロ見たら失礼かもしれないけど、
部屋の至る所へ。
――――沈黙。
何か話題、が無いかと必死に探す。
いつも私から話し掛けてるばかりだし、これと言って今話さなきゃいけない、なんて話題は無い。
何か拓斗君の興味があるもの……と話題探しをしていた時。
視界に映ったのは、低めのチェストの上に置かれた、写真立て。
ここからでは写真に写っている人の表情等は分からないけど、2人。
並んで写っているのを見て、拓斗君と幼なじみさんだという事は自然に分かった。
その写真に吸い寄せられるように膝立ちのまま寄っていく。
書類をまとめている拓斗君は私の行動をチラっと見た後特に何も言わない。



