ベッドの上で自分の肩を抱き締める 今だに止まらない震え…… 怖かった…? うぅん。違う…… イヤだった? それも違う………… なんか…なんか…… あたしの上にいた棗は…棗じゃないみたいで…… あたしの知っている棗じゃないみたいで…… 反射的に手が、棗の頬を叩いていた ねぇ―…棗。 あたし達、幼なじみじゃなければ、こんな風に拗れなかったのかな? 普通に高校で出会って、恋に堕ちて…… 同じ時間を過ごしていたら……