「あいつと……あいつと出会ってから、女遊びはきっぱりやめた……」 「…………蓮」 「だから花音を他の女と同じ目で見るなんて、あり得ねぇから」 それだけ言い残して、屋上を出ていった 「ははっ」 蓮が屋上から出ていった後に、不思議と笑い声が出た 胸を締め付けられるように…… 笑うしかない俺…… 蓮はずっと、花音を好きだったんだな…… 2人は惹かれあって、両思いになった…… 邪魔だったのは……俺だったんだ…… 俺だけが、花音の近くにいたと勘違いしてたんだ………