「ッッ!!」



騙された!!



「じゃあ、やっぱり俺ん家行くか。あそこなら誰にも見られることはないし♪」


「い、イヤ…。行かないから」



「恥ずかしがるなって♪」



ヤバい……



確実にヤバい……



これは身の危険を感じる…


「と!とにかく今日は自分ん家に帰……んっ」



『自分ん家に帰る』と言おうとした途端に塞がれた唇


「ちょっ…棗っ…」



「……黙って」



黙ってられるかぁっ―!!


「なつ…めっ…」



そんなことを考えているうちに、ちゃんと向き合った形でキスしてくる棗



「棗っ…やめっ……ふぁっ―…」



どんどん深くなるキス