「ったく……。お前手加減くらいしろよな―…」



「だって、話し聞かない棗が………」



っッ!!



手首を掴まれて棗との距離が凄く近い



棗も見つめ合ったまま動かなくなった



聴こえるんじゃないかと思うくらい、ドキドキ鳴る胸




時間が止まったように動けなくなる……




「……………え、英語するか…」



そう棗が言って、手をパッと離し机に向き直す



「あっ…うん//」



あたしも赤い顔を隠しながら、向かい合うように棗の前に机を挟む形で座った




やっ…ヤバかった――っ!!


こんなんじゃ、心臓もたないよ――っ