「美羽から話しは聞いてるわ。勉強頑張ってね」



「ありがとうございます」



ペコッと頭を下げた



「あっ、美羽、もう来てるから部屋に上がらしてたわよ」


「あぁ、ありがと。」



来てる……?



「ねぇ、誰が来てるの?」



美羽の部屋に向かう階段を上りながらそう聞いた



「ん?それはね―…」



ドアをゆっくり開けた美羽


「よっ、花音♪」


「へっ?」



なんで……蓮が?



「花音、英語は特別講師を呼んだから」



もしかして……



「蓮が特別講師?!」


「なんだよ。不服か?」



「いや…不服というよりも……」




だって蓮、あたしと並ぶくらい、頭悪いじゃん?



そんな人が特別講師って……