「さて、問題はこれね…」


「………うん」



2人して、机の上に置いてある教科書に目を向けた



「花音が一番危うい教科の英語……」




そう。どうしても英語だけは理解に時間がかかる。



だって日本人だし……


とか言っても、避けられないものは避けられないもので―…



ついに明日は英語のテスト


「花音、英語は家でやろ。」

「え?」


「特別講師を呼ぶから」



……特別…講師……?


「は…はあ…?」



誰か不思議に思いながら、着いた美羽の家



「あら、花音ちゃん。お久しぶり」


「お久しぶりです」



美羽ん家に入ったとたんに出迎えてくれた美羽のおばさん




可愛い人で、とても40代には見えない