「じゃあ、他に結婚を考えてる人がいるのか?」
当たり前だろ?!
「俺は…………」
そこで言葉が詰まった
俺が結婚したいと思えるのは花音だけだ…
それは変わらない…
でも…花音はどうなんだ?
確実に前に進んでいっている花音
俺はずっとこの場所で止まっているのか?
花音を思い続けているのか?
「とにかくこれは決定事項だ。じゃあ明日からのテスト頑張れよ」
そう言って出ていく親父に、俺は何も言えなかった
――…言うことが出来なかったんだ…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…