それから1週間、2週間と時が過ぎ、俺の不安は更に大きなものへとなっていった
最近の花音は見た目から綺麗になったし、成績だって確実に上がってきた
ただ、変わらないのは俺と必要最低限のことしか話さないってこと……
「はぁ―…」
深いため息を吐きながら自分の部屋のベッドに倒れ込んだ
花音は確実に前に進んでいる―…
……だったら俺は…?
俺はずっとこのままなのか?
花音を好きでいるとは心に決めたものの、花音がもし他の男と上手くいったら?
それを俺はずっと見て過ごさないといけないのか……?
……―っっ
苦しい―…。
胸がギュッと締め付けられるように苦しい……。


