花音を見た瞬間、身体の熱が一気に上昇したのがわかった



なっ…なんだ?!


いつもはストレートの髪が巻かれていて、薄く化粧もしている



まるで…あの初デートの時みたいに―……




「えっ!?あれ、花音?いつもと雰囲気違くねぇ?」


違うどころの話しじゃない―…



「花音ちゃん可愛い〜」


「相村さん、あんな可愛かったか?」




ところどころで聞こえる男どもの声


そんなクラスメイトに確かに感じるイラッと感




“見るんじゃねぇ―よ。”

“そんな花音を見ていいのは俺だけなんだよ!”




花音が柔らかく笑うたびに募る嫉妬心