「じゃあ行ってこいよ」



「蓮……」



ニカッと笑って俺の背中を軽く叩いた



「俺、行ってくるわ」



「おうっ!行ってこい」



俺はカバンを持ち、教室を出ようとした



あっ……



「蓮ッ!」



「あ?」




「サンキューな」



「おっ、おうよ//」



ふっ。



ちょっと照れた蓮に笑みがこぼれながら、俺は走り出した





花音悪いな。



俺、諦め悪いみたいだ。






……少しぐらい、悪あがき許せよ。