――ドキッ…


って違う!!



花音、どうしよっか?って言ったよな?


一体何が……?



えっと……


その時、花音の手元にあるプリントに目がいった



あぁ!対策のことか。


「えっと……」



「ねぇ…、また聞いてなかったでしょ?」



――ドキィッ!!



さっきとは違う、焦りの胸の高鳴り



「……イヤ―…」


「もぉ!棗はいつもそうだよね!」



俺をちょっと睨みながらの怒った顔


「悪かったって!」



「今、初めて悪かったって聞いたんだけど?」



………あっ



「「……ぷっ、あははっ」」



2人して顔を見合わせ、笑い合った