あれからどのくらい経ったのだろう?



1週間……過ぎたかな?



毎日、朝学校に行き、夜になる…


その繰り返し……



それは前と変わらない……



変わったのは俺の隣に、花音がいなくなった……ってこと……



ただそれだけのことなのに…色が無くなったかのような日々



“幼なじみ”なんて、そんな都合のいいものに戻れるわけもなく……



自然と距離を置いた……




朝の登校も別、帰るのも別……



そんな様子に蓮たちはもちろん、クラスメイトも俺たちに何かあったのだと気付いた……




でも俺は「花音と別れた」としか言わなかった……



そして周りも、そんな俺にそれ以上のことを聞いてこようとはしなかった……