「花音たち、帰るよ―」



廊下で待っている蓮と美羽


「あっ、うん。」


「ほら、行くぞ」



横であたしを急かす棗



「わかってるって―!」




それから3人に急かされながら準備をした



「本当に花音ってそういうところ、トロいよね―」



「「ほんとに。」」



「っ、悪かったわね」




帰っているときもまだ引きずる3人



もう!そんなに言わなくてもいいのにっ!


「じゃあ、あたしたちはここで」



「おう、じゃあなぁ―」




手を振り別れた


そして他愛ない会話をして、すぐに家についた



「じゃあ、また明日ね。棗。」


そう言って家に入ろうとした瞬間「花音っ」と名前を呼ばれた