「見とれてたの?」



イタズラっぽく笑う棗


「……うん」


「へっ?!」




「えっ?!///」



い、今、あたし何て言った?


そりゃ―見とれてたけど、こんな素直に頷いちゃうなんて…っ



「イヤ―…そのっ……」



うぅ〜〜恥ずかしぃよ〜///


赤い顔を隠すためにうつ向くしかないあたし



「ヤバい…っ…」



「……へっ?」


――ドサッ


「キャぁっ!!」


肩を押さえつけられ、ベッドに押し付けられた



「ちょっ!ちょっと棗?!」



「花音が悪いんだからな。そんな可愛いこと言うから…」



「なっ///んっ……//」



強引に奪われる唇



でも奪われたわりには優しいキス……




そんな、優しいキスに溺れながら、あたしたちはまた、甘い世界に落ちていった