「嬉しい。ありがと♪」



やっぱり可愛い…。



ほんのり赤くなった頬、柔らかい唇


クリッとした瞳が俺を見つめる


そっと花音の頬に手をやりキスをしようとした……その時



「スト―ップ!!」



口元を手でガードする花音


は?この流れで普通止めます?




「その前にあたしも…」


バックをごそごそし始めた


「はいっ♪」



そう言って綺麗に包装された包みを俺に手渡してくる

ん?




包装を綺麗にはがし、中のものを取り出す



「っ…これって……」



「あのっ…棗に、似合うかな―って思って…」




これまた同様、さっき花音に聞かれて答えた方の、黒色のペンダント



「…俺に?」


「ふふっ。棗意外に誰にあげるのよ」




柔らかく笑う花音があまりにも可愛くて、そのまま抱きしめるようにして押し倒した