「おじゃましま―す」 ちょっと、遠慮気味に言う花音 「あぁ、今夜、親帰ってこないから、気にしなくていいよ」 「あっ…そうなんだ…」 花音は両親と仲がいいけど、やっぱりなんか…なぁ―…? 恥ずかしいじゃん? でもいずれはちゃんと話したい…… 部屋に向かった俺の後についてくる 「適当に座って」 「あっ、うん」 部屋に入ってすぐに立ちっぱなしの花音が気になりそう言った 一瞬キョロキョロして、カーペットの上にちょこんと座る花音 「……花音。」 「ん?」 「おいで。」