「あっ…すみません。突然こんなこと言いに来てしまって……」
そうじゃない…
そうじゃないの……
泣くのを我慢するから、下を向くしかない
嬉しいの……
こんな風に思ってくれて、本当に嬉しいのに……
その時、ポンッと頭を撫でられた
「ありがとな。」
あたしの頭に手を置いたまま棗がそう言った
「いっ//いえっ///」
頭を撫でられて安心したのか、顔を何とかあげることができた。
「ごめんなさい。すぐにお礼が言えなくて」
「いえ、そんなお礼だなんて!」
「ありがとう。そんなこと言ってもらえて凄く嬉しい。」
そう伝えるとニコヤかに笑い、頭を軽く下げ帰っていった
「よかったな」
「うん♪」
そう思われたことが、棗の彼女として認められた気がした


