「まぁ、そうだな…。ここには俺ら2人しかいないし…」


頬に手をおきながら、囁く



「この前“おあずけ”くらったしな…」



この前……


この前って………



っっ!//




ボッと一気に熱をおびた頬


それと同時に思い出される、あの日の公園での記憶




――グイッ



「キャっ!!」




引っ張られたかと思いきや、背中に感じる柔らかい感触……



「なっ、棗?!!」



状態を把握出来ないあたし


なんで背中にベッド?



そして、覆い被さるようにして上にいるのは…棗?




これは……押し倒されてる…?