「隼人くん!」


「あっ♪美羽ちゃん」



ここって…3組?



「今日の合コン行くから!」


マジで行く気だ…美羽……。



「マジ?めっちゃ嬉しいわ♪」



そう言う男子を見た瞬間



「あぁぁ――っ!!」



廊下に響き渡った、あたしの声



ヤバっ……



声デカすぎた……



でも……、なんでこいつがいんの……?!



「よっ♪花音ちゃん♪昨日ぶり♪」



ニッコリ笑うのは紛れも無く、あの時の傘を渡してきた男



「なっ…なんであんたがここに……」



「えっ?だって俺ここの生徒だし」



やっぱりそうだったのか……



だからあたしのことも……


「えっ?何?2人、知り合い?」



キョトンとした顔をあたしに向ける美羽