「神谷……」



イヤな予感、的中……



「先輩、こんなところで何してるんですか〜」



甘ったるい声




俺…こういう奴、スッゴク苦手なんだけど……



なんか1ヶ月ぐらい前から、以上に付きまとってくるようになった




正直ウザい……




「待ち合わせ。」


「えぇ〜誰と――?」



ピタッと腕を絡めてくる神谷



引っ付くなって―の!!


ついでに胸をわざと当ててくるなっ!!



「彼女だよッ。」



腕をほどいて神谷と距離を置いた



「彼女って、花音先輩ですか〜?」


「そうだけど。何?」



マジ、ウザいから。