諒司side

くそ!!

また、一群にに選ばれなかった。

頑張っても追いつけないのか。

ヤスと離れていく。

「くそ~~!!」

ガバッ

俺は、夢で・・・こんなこと。

「はぁはぁ・・・。」

ばかだな。

俺って。

夢の中でも脇役かよ。

主役になれないのかよ。

くそやろう。

なんで、なんで
俺は。

夢の中でランニングをしていたせいか、頬に汗が通り過ぎる。

ばかやろう。

なに本気になってんだ。
俺。

「はあぁ・・・。」

俺は、さっき思い切り起き上がったときにおちた布団を持ち上げる。

また、俺はバンっとあお向けになった。

いつもと変わらない、白い天井て見上げる。

「・・・ホノ。」

俺は、ここ数日会っていないホノのことを思い浮かべた。

君は、今どこで何をしているのか。
君は、今 笑っているのか。
君は、今 泣いているのか。

笑っていてほしい。

一人で泣いて、孤独な思いをしてほしくないんだ。

苦しいから。
悲しいから。
哀しいから。
辛いから。
痛いから。

だから、いつでも俺に頼ってほしかった。

なぁ、ホノ。

俺は、弱いか。


俺が、弱いから頼ることが出来ないのならば、
俺は、強くなるから。

君のために、強くなるから。

俺は、逃げ道は選ばない。
そこに、君の姿はないから。