ご主人様はトップアイドル?!

「だってそうじゃん!マヤくんの言ってること!私のこと本気だったら、何をしてでも守ってくれるはずだもんっ!!」



涙が溢れて止まらない。

マヤくんは何か言いたそうな目をして私を見た。



かすかに口が開こうとした途端、

マヤくんは真っ直ぐな目で私を見た。



「レイカごめん。俺…」

「もういい」



そう言って私はマヤくんの元を離れた。

店から出ると、湿ったアスファルトの匂いと、冷たい雨が私の心をより悲しみへと導いた。



もう…終わった。



私はケータイを取り出すと、“マヤくん”

と書かれているアドレスを開いた。


そして…