ご主人様はトップアイドル?!

何かの聞き間違い。

そう思いたかった。でも…

マヤくんの寂しげな瞳、それが真実だと思い知らされる。



「何で?何で何で何でぇっ?」

私は我を忘れてマヤくんに詰め寄る。


マヤくんは私の手をとると足早に歩き始めた。

彼の行動が全く読めない私には、どうしたらいいのかわからなかった。



「マヤくん?えっ、ちょっ…」



どんどんどんどん進んでいく。

すると、いつのまにやら見慣れたところへ。



「あっ、ココ…」

そう、カフェ『JOKER』

リュウキの家である。


でも、何でマヤくんがココを知っているの?

それとも…ただの偶然?