♪ピンポーン♪


あっ、マヤくんだぁっ♪

「は―」


足早に降りようとすると、扉の開く音が。

もしかしてぇっ…!!!!!



「いらっしゃいませぇ~♪」


おねーちゃあんっっっっ?!?!?!?!?

「…こんにちは」

―ヤバッ!マヤくんっ!逃げてぇっ!!



「こんにちは☆レイカの彼氏さん?」

「はい、そうです」


「そう。じゃあ、ちょっと待ってて」


そう言ってお姉ちゃんは私の方へと歩みよってきた。


「彼氏来たよ?」

「あっ、うっ…うん!」

―よかった…気づかれてない。